甘いものをやめたい私を救った置き換えおやつとスマートスナック習慣

オートミールスイーツや赤紫蘇ドリンクなど甘くない健康的な代替おやつの盛り合わせ 食で整える
甘いものに頼らない、やさしいおやつと飲み物の習慣づくり

「甘いもの、やめたいのにやめられない」
そんな葛藤をずっと抱えていました。

日々のストレスや疲れ、ちょっとしたご褒美のつもりで手が伸びる甘いお菓子。やめたほうがいいと分かっていても、なかなかやめられない自分に落ち込んだことも何度もありました。

前回の記事では、私がどうやってこの“甘いもの依存”のループから抜け出したかを、心の工夫という面からお話ししました。

👉 甘いものをやめられない私を変えた3つの工夫

今回はその続きとして、実際にどんな代替おやつを取り入れていたのか?
どんな工夫をすれば「我慢」ではなく「選べる」ようになるのか?
私がリアルに試してきたおやつ・ドリンク・スマートスナックをご紹介していきます。

「やめたいけど、どうすれば?」と悩んでいる方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

甘いものをやめるときの“代わり”が大事だった

甘いものをやめたいと思ったとき、私が最初に意識したのは、
「ただ我慢するのではなく、“代わり”を見つけること」でした。

それまでの私は、白砂糖たっぷりのお菓子や、砂糖入りのドリンクを日常的に摂っていました。甘いものが日々のリズムになっていたので、ただ“やめる”だけでは正直つらくて、続けられなかったんです。

だからまずは、「やめる」ではなく「置きかえる」ことから始めました。

最初のステップは「白砂糖を使わない」と決めること

私が甘いものを見直すきっかけになったのは、肌の炎症やだるさ、不安定な気分といった慢性的な不調。それが、砂糖や腸内環境と深く関係していることを知り、まずは精製された白砂糖をやめることを目標にしました。

白砂糖の代わりに選んだのは、ラカントSという天然由来の甘味料。

嬉しかったのは、砂糖と同じ分量で同じ甘さが出ること。レシピを計算し直さなくていいので、お菓子づくりのハードルがぐんと下がりました。ただし、白砂糖に比べると少し甘さがぼんやりしていて、最初は物足りなく感じるかもしれません。でも不思議と、慣れてくると気にならなくなります。

ちなみに、生クリームにはラカントSは合いませんでした…。風味や口当たりが合わず、失敗だったなと思います。

小麦も控えるようにしてみた

もうひとつ、私にとって大きかったのは小麦も体に合わなかったということ。お腹が張ったり、肌が荒れたり…。なので、甘いおやつを見直すタイミングで、小麦も自然と避けるようになっていきました。

そうやって、「精白された砂糖 × 小麦粉」という、いわゆる市販のお菓子の王道コンビを卒業することが、甘いもの依存から抜ける大きなきっかけになりました。

甘いもの依存が強かったときに助けられた“置き換えレシピ”

白砂糖と小麦をやめようと決めたとき、どうしても「甘いものを食べたい欲求」がすぐにゼロになるわけではありませんでした。

むしろ、「何か甘いものを口にしたい…」という気持ちは根強く残っていて、そんなときに私を救ってくれたのが、手作りの“代替スイーツ”です。

市販のお菓子のような濃い甘さではありませんが、ラカントSやオートミール・おからなど、体にやさしい素材で作ったスイーツは、気持ちも満たしてくれて、罪悪感もなし。

今でこそ食べたいと思わなくなりましたが、甘いものをやめたいけどまだ我慢がつらい…という方にぴったりのステップレシピです。

🍪 おからクッキー

材料
  • おからパウダー:50g
  • きなこ:50g
  • ラカントS:大さじ4
  • 卵:1個
  • お好みの油:50cc
  • 豆乳:20cc
作り方
  1. すべての材料を混ぜて生地をまとめる
  2. ラップの上で厚さ5㎜に伸ばす(ホロホロしているので取り扱い注意)
  3. ラップで包んで一度冷蔵庫へ
  4. オーブンを170℃で余熱開始
  5. 余熱完了後、生地をクッキングシートにのせ切れ目を入れる(一口サイズの正方形がオススメ)
  6. 170℃で25分焼く

かなり硬いクッキーになります。口の中の水分を持っていかれるので飲み物と一緒にどうぞ

🍞 おからパウダー蒸しパン(プレーン&ココア)

🔸プレーンタイプ
  • おからパウダー:30g
  • ベーキングパウダー:3g
  • 卵:1個
  • ラカントS:大さじ1
  • 水:120ml
作り方
  1. 材料をすべてよく混ぜる
  2. ふんわりラップをして、500Wの電子レンジで4分加熱

とにかく手軽!甘いものが欲しいときによく作っていました。


🔸ココアバージョン
  • おからパウダー:30g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • ラカントS:大さじ2
  • ココアパウダー:大さじ1
  • 卵:1個
  • 豆乳または牛乳:120ml
作り方
  1. 粉類をよく混ぜる
  2. 卵・豆乳(または牛乳)を別のボウルでよく混ぜる
  3. 両方を合わせてさらに混ぜ、600Wのレンジで6分加熱

ココアの香りで満足感アップ!プレーンでは物足りない方にもおすすめ。手軽さ重視の一品。

🥞 オートミールパンケーキ

材料(1〜2枚分)
  • オートミール:50g
  • 豆乳:100cc
  • バナナ:1本
作り方
  1. オートミールをブレンダーで粉状にする
  2. 材料をすべてよく混ぜる
  3. フライパンで両面焼く

🍌 優しい甘みでモチモチした食感。腹持ちが良く、大満足の一品です。
お好みでメープルシロップやハチミツを少量かけても◎

🥕 オートミールキャロットマフィン

材料(マフィン型 約6個分)
  • オートミール(粉状にする):45g
  • 米粉:100g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • ベーキングソーダ:小さじ1/2
  • バナナ:1本
  • メープルシロップ:85g
  • 豆乳:1カップ
  • ナッツバター:60g(※無糖ピーナッツバターでもOK)
  • バニラエキス:小さじ1
  • ココナッツオイル:小さじ2
  • すりおろしにんじん:25g
  • レモン汁:小さじ2
  • 砕いたナッツ:少々
  • シナモン:少々
作り方
  1. オートミールをブレンダーで粉状にする
  2. 全ての材料をボウルでよく混ぜる
  3. マフィン型に流し込み、180℃に予熱したオーブンで20分焼く

どっしり・しっとりで腹持ち抜群!パウンドケーキ型でもOK。その場合は中まで火が通っているか確認を。

今でもお気に入り|酒粕チョコペースト

酒粕を使ったスイーツの材料並んでいる。酒粕、ココア、デーツシロップ、クコの実

ほんのり甘くて濃厚、満足感がある“スマートスイーツ”

甘いものをやめたいと思い始めてからも、どうしても「コクのある何か」を求めていた時期がありました。
そんな私の“今でもお気に入り”なのが、この酒粕チョコペースト

発酵食品 × ココア の組み合わせで、体にもやさしく、満足感もしっかり。
しかも、日本酒の香りがふわっと残るので、日本酒好きの方にはたまらない一品です。

栄養にも注目!

酒粕には、たんぱく質・ビタミンB群・食物繊維・アミノ酸など、肌や腸にうれしい栄養がたっぷり
発酵パワーで腸内環境を整えるサポートにもなりますし、肌のバリア機能を助ける働きもあると言われています。

砂糖たっぷりのスイーツとはまったく違うけれど、
「これは私の体が喜ぶおやつだな」と感じながら、今でも夜のリラックスタイムに楽しんでいます。

🍫 酒粕チョコペースト

材料(分量はお好みで)
  • 酒粕
  • 豆乳
  • ココアパウダー
  • 甘味(ドライデーツ/デーツシロップ/ラカントSなど)
  • お好みでクコの実
作り方
  1. 鍋に酒粕と豆乳を入れて火にかける
  2. ヘラで混ぜながらクリーム状にする(豆乳は少しずつ)
  3. アルコールを飛ばしたい場合は10〜15分混ぜながら加熱
  4. クリーム状になったらココア・甘味・クコの実を加えてさらに混ぜる
  5. 粗熱が取れたら清潔な容器に移して完成!

ナッツをトッピングするのが私のお気に入り。日本酒の雰囲気を残しつつ、罪悪感なく楽しめる、栄養たっぷりの癒しスイーツです。

こだわりポイント
  • 酒粕は「米・米こうじのみ」のものを選んでいます
  • ココアパウダーも「原材料がココアのみ」のものを使用
  • 体にやさしい素材を選ぶように心がけています
  • デーツシロップとクコの実は業務スーパーで購入しました

これなら間食してOK|私のスマートスナック習慣

市販おやつに頼らずに済んだ工夫
甘いものじゃないのに、ちゃんと満たされる。
そんな“スマートスナック”を見つけたことも、私にとっては甘いもの依存から抜け出す大きな一歩でした。

小腹が空いたときって、つい甘いものに手が伸びそうになるけれど、
大事なのは“血糖値を急に上げないこと”と“満たされる感覚を育てること”。
これが分かってからは、むやみに罪悪感を抱かずに、心と体に優しい間食を選べるようになりました。


🥜 私がよく食べているスマートスナックたち

  • ミックスナッツ(無塩・素焼き)
     手軽なのに腹持ち抜群。ビタミンEやマグネシウム、良質な脂質も豊富で、美肌や代謝アップにも◎
  • 蒸かしたさつまいも+黒ごま
     優しい甘さで、ホッとする組み合わせ。食物繊維とビタミンCも摂れて、冷えが気になる季節にもぴったり。
     まとめて蒸して、冷蔵庫で保存すれば忙しい日も安心です。
  • ゆで卵+塩麴
     たんぱく質をしっかり摂れるうえ、塩麴の旨みで“満足感”が増します。
     特に午後の集中力が切れそうなときのお助けスナックです。
  • 乾燥ナツメ
     やさしい甘さで、ほっとする味。鉄分・カリウム・ポリフェノールが含まれており、貧血予防や冷え対策、ホルモンバランスのサポートにも◎
     中国では「1日3粒のナツメで老け知らず」とも言われ、女性の味方ともいえる食材です。
     私は業務スーパーで購入しています。

 ※ちなみに、「ナツメ」と「ナツメヤシ(=デーツ)」は別の植物。名前が似ているので紛らわしいですが、栄養や味わいも異なります。


こうしたスナックを取り入れて気づいたのは、
「甘くなくても、ちゃんと満たされる」感覚は育てられるということ。

最初は物足りなく感じるかもしれませんが、
「ちゃんと体に必要なものをあげてる」という実感が、やがて心の安定にもつながっていきました。

甘くないドリンクのすすめ|果汁100%原液・赤紫蘇ビネガー・チャイ

レモン果汁100%と赤紫蘇ジュースが並んでいる

「飲み物で満たされたい」という欲求、ありますよね。
お茶ではちょっと物足りないとき、甘いジュースに手が伸びそうになる瞬間、私もよくありました。
そんなときの“頼れるドリンク習慣”を3つ、ご紹介します。


柑橘系 果汁100%原液を水や炭酸で割る

私がよく飲んでいるのは、レモン・ゆず・すだち・かぼす・シークワーサーなどの柑橘系の果汁100%原液。
保存料・甘味料などが入っていない、シンプルな原材料表示のものを選ぶようにしています(少しお値段は張りますが、安心感があります)。

  • 夏場は無糖の炭酸水でスカッと!
  • 冬場はお湯で割って、ホットドリンクとして
  • 水で割ってももちろんOK

我が家ではソーダメーカー(ソーダストリーム)を愛用中。
炭酸水のストックを気にせず、いつでも作れるのが魅力です✨
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季節限定の楽しみ|赤紫蘇ビネガードリンク(無糖)

そして、6月ごろが旬の赤紫蘇を使ったドリンクもおすすめです。
自家製で、砂糖不使用・体に優しいドリンクが簡単に作れます。

こちらも水や炭酸水で割って飲むのがオススメです。

🍷 赤紫蘇ビネガードリンク

材料
  • 赤紫蘇:200g
  • 水:500cc~2000cc(お好みで)
  • 純リンゴ酢:500cc
作り方
  1. 赤紫蘇は茎から外してよく洗い、ざく切りにする
  2. 鍋に水と赤紫蘇を入れて10分ほど煮る
  3. ザルでこして赤紫蘇を取り除く
  4. 濾したジュースにリンゴ酢を加えて完成
飲み方と注意点
  • リンゴ酢が多めなので、胃に刺激を感じることがあります
  • 早めに飲みきるようにしましょう

さらに!煮出したあとの赤紫蘇は捨てずに、
ラカントSと醤油で甘辛く煮て佃煮風にすると、これがまた美味しい副産物になります🍙

赤紫蘇は、昔から「体にいい薬草」として親しまれてきた植物。
紫色の葉にはアントシアニンというポリフェノールが含まれ、抗酸化作用が期待できます。

また、次のような働きも:

  • 胃腸を整える(食欲がないときにもおすすめ)
  • 抗菌作用(お弁当のしそふりかけなどにも使われる理由です)
  • アレルギー症状の緩和(花粉症対策に注目されることも)

赤紫蘇ドリンクは、心と体をやさしく整えてくれる「自然のチカラ」を感じられる1杯です。


☕スパイスで元気チャージ|私の無糖チャイ

ジュースのような甘さではないけれど、体がぽかぽか温まり、やる気まで引き出してくれる一杯。それが、私の無糖チャイです。

インドのチャイは甘くするのが一般的ですが、私は砂糖不使用&豆乳ベースで楽しんでいます。

☕ スパイスで元気チャージ|無糖チャイ

材料(1杯分)
  • 紅茶(ティーバッグまたは茶葉):1杯分
  • ティーマサラ(スパイスミックス):小さじ1/3〜お好みで
  • 豆乳:お好みで
  • MCTオイル:小さじ1〜大さじ1
作り方
  1. 鍋またはミルクパンで紅茶を煮出す
  2. ティーマサラを加えて、香りが立つまでひと煮立ち
  3. 豆乳を加え、温まるまで弱火で加熱
  4. 火を止めた後にMCTオイルを加え、よく混ぜる
  5. カップに注いで完成

※ティーマサラはインド食品店や輸入食材店などで購入可能です。

※忙しい時は、ティーバッグで淹れた紅茶にスパイス・豆乳・MCTオイルを加えるだけでもOKです。

 

※夏は紅茶とスパイスのみで1リットル作り置きし、飲む直前に豆乳とMCTオイルを入れてアイスで楽しめます。

ポイント・感想
  • ティーマサラに含まれるスパイス(シナモン・カルダモン・クローブなど)は、消化や巡りをサポート
  • MCTオイルは即エネルギー源に。
  • 無糖でもMCTオイルでコクが出るので満足感あり!

ティーマサラは、カルダモンやシナモン、クローブなどがブレンドされた香り高いスパイス。
消化を助けたり、巡りを良くしたり、気分をシャキッと整えてくれます。

また、MCTオイル(中鎖脂肪酸)はエネルギーになりやすく、朝のチャイにもぴったり。午後のもうひと頑張りしたいときにもおすすめです。

まとめ|「甘いものがなくても幸せ」はつくれる

甘いものがやめられない。やめなきゃと思っても、ストレスや習慣でつい手が伸びてしまう——。私もかつてはそうでした。

でも、工夫しながら「自分の体がよろこぶおやつ」「罪悪感のない間食」を取り入れていくうちに、自然と“甘いものがなくても満たされる”感覚が育ってきました。

砂糖たっぷりのお菓子をやめたからといって、我慢ばかりになる必要はありません。
素材の甘み、スパイスや酸味、温かい飲み物の安心感——そういう小さな工夫の積み重ねが、自分の暮らしと心を穏やかに整えてくれることを知りました。

「甘いものをやめたいのにやめられない」と悩んでいる方も、無理なく・気持ちよく甘いものと付き合うヒントを、今回の記事から見つけていただけたら嬉しいです。

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