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肌トラブルでお悩みの方の中には、洗濯洗剤が原因なのではないかと感じている方も少なくありません。
また、お子さんや赤ちゃんのために界面活性剤等の添加物が入っていない洗剤をお探しの方も多いのではないでしょうか。
そんなみなさんにオススメしたいのが、過炭酸ナトリウムです。
使い方のコツや注意点、手作り柔軟剤もご紹介します。
過炭酸ナトリウムとは
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと過酸化水素が2:3の割合で混合されたもので、一般的には「酸素系漂白剤」という名前で販売されています。
10・5pHの弱アルカリ性。
油汚れ・タンパク質汚れ・皮脂汚れ・食べこぼし・血液汚れに効果を発揮します。
水に溶かすと活性酸素を生み出し、汚れを分解、除菌します。
分解の過程で水と酸素と炭酸ナトリウムに分解するので、人体や環境にやさしいので、赤ちゃんでも安心して使うことができます。
使い道は洗濯だけではありません。
- 食器洗い乾燥機用洗剤
- 排水溝掃除
- 洗濯槽掃除
- 風呂釜洗浄
- 茶渋落とし
- ふきん、食器の漂白、除菌 など
私は洗濯はもちろん、食洗器の洗剤としても使用しています。
これは余談ですが、家の点検で来られた業者さんが我が家の下水管を見て、「大量に水でも流しました?汚れが少ないです。」と怪訝そうな顔で話していました。
もしかしたら、毎日の洗濯排水が管をきれいにしてくれていたのかもしれません。
使い方のコツと注意点
過炭酸ナトリウムでの洗濯のポイントは、温度と時間です。
40〜60℃のお湯を使う
水温が低いと十分な酵素を発生させることができず洗浄力が落ちてしまい、逆に水温が高いと酵素が短時間で出尽くしてしまいます。
40〜60℃のお湯を使用するようにしましょう。
理想は1時間、最低20分は時間を設ける
強力な洗剤と違い、時間をかけてゆっくりと汚れを分解していきます。
40度のお湯でも最低20分は洗いまたはつけ置きの時間が必要です。
汚れがひどいときはつけ置きする
ひどい汚れの場合は、つけ置きがオススメです。
3Lのお湯に対して大さじ1〜2杯(汚れによって調節)過炭酸ナトリウムを入れ、かき混ぜます。
お湯が冷めないようフタをして、1時間程度つけておきます。
注意点
- 塩素系漂白剤とは絶対に混ぜない
- タンパク質繊維のウールや絹製品、木製の部品には使用しない
- ステンレス以外の金属に使用しない
- 色落ちしやすい衣類には不向き
- アルカリはたんぱく質を溶かすため、つけ置きする際は素手で触らない
- 湿気に反応してガスを出すので密閉容器で保存しない
- 洗濯機での洗濯に使用する際は、洗濯層の掃除を必ずしておく
ドラム式洗濯機で使う方法
- お湯が少量ですむ
- 洗濯物全体をお湯につけることができない
- 襟・袖汚れ、におい対策には事前つけ置き必須
- 汚れがひどいもの、においが気になるものを洗面台でつけ置きする(理想は1時間、汚れの程度によっては20分程度でも大丈夫)
- つけ置きしたものを洗濯機に移す(素手で触らない)
- 洗面台の蛇口から熱いお湯を出し、洗面器で洗濯機に移す(5杯くらいで満水に)
- 残りの洗濯物と、過炭酸ナトリウム大さじ4杯を一緒に入れる
- 柔軟剤投入口に手作り柔軟剤を入れる(入れなくてもよい)
- 洗濯機を回す(洗い20分以上、注水ゆすぎ1回、脱水7分)
- 終了
ドラム式は洗濯物を水につけることができないため、過炭酸ナトリウムの力が十分に発揮できていませんが、仕上がりは良いと思います。
特につけ置きした衣類はきれいに仕上がります。
洗いたてのにおいは無臭ですが、たまに水臭いと感じるときもありますので、精油入りの手作り柔軟剤を入れています。
ドラッグストアで売っている液体洗剤と同じで、汚れが完璧に落ちるわけではなく、ひと手間必要な場合もあるといった感じです。
縦型洗濯機で使う方法
- つけ置きから脱水まで洗濯機ですむのでラク
- 文句なしにきれいに仕上がる
- 大量のお湯が必要
- 洗濯機に洗濯物と過炭酸ナトリウム大さじ4(汚れによって調整)を入れる
- お湯を入れる
- つけ置く(理想は1時間、汚れによって調整)
- 洗濯機を回す(洗いお好みで数分、注水ゆすぎ1回、脱水7分)
- 終了
個人的な感想ですが、汚れもにおいも完璧に落ちるので、初めて過炭酸ナトリウムを使ったときは驚きを通り越して感動しました。
ただ、お湯が大量に必要になってしまうので、そこは苦労しました。
お風呂の残り湯が温かいうちに洗濯できるのであれば問題ないですし、残り湯が気になる方は湯船から先取りしてもいいかもしれません。
翌朝になると残り湯もぬるくなり、結局は沸かした熱湯を入れたり、洗面台から可能な限り熱いお湯をバケツで足すなどの重労働が必要となり、朝の時間のない中で少しストレスでした。
ただ、仕上がりが70点でもよいのであれば、水でも全然大丈夫です。
水を温める機能を持った洗濯機もありますが・・・(失敗談)
長らく使用していた縦型が壊れてしまい買い換えたのが、水を温める機能があるドラム式。
バケツでお湯を入れるやり方をもっとスマートにしたいと考えたのです。
ところが実際使用してみると、40℃まで温めるのに数時間、洗濯物は少量まで、洗剤投入口に入れた過炭酸ナトリウムも早い段階で水で流され(ここが致命傷ポイント)、水が温まるころには洗浄力を失うという残念な結果に。
結局、お湯をうつすという原始的なやり方は変わりませんでした(泣)
しかも構造上バケツではこぼしやすいため、洗面器で何回もというオマケつきです(泣)
洗濯洗剤なら問題はないかもしれませんが、過炭酸ナトリウムとは相性が悪かったです。
柔軟剤代わりにはクエン酸!
なめらかに仕上げたいのであれば、クエン酸がおすすめです。
肌や環境にやさしく、繊維が硬くなるのを防いでくれます。
あらかじめ水に溶かして柔軟剤投入口に入れましょう。
水に溶かしたクエン酸水にお好みの精油をプラスしてもいいですね。
私は殺菌効果があるティツリーを使っています。森にいるようなさわやかな香りが気に入っています。
一番香るのは洗いたてで、天日干しすると消えてしまいますが、それくらいが私にはちょうどいいです。
私は作り置きしています。
精油を入れる場合は、保存容器はビンがおすすめです。
まとめ
過炭酸ナトリウムでのナチュラルなお洗濯は環境や体に優しく、赤ちゃんはもちろん、洗濯洗剤が合わない方にもおすすめです。
手作りの柔軟剤を使えば好きな香りを楽しむこともできます。
市販の洗濯洗剤のように短時間で済ますことができないのデメリットですが、汚れもにおいもスッキリ落ちると1日気持ちよく過ごすことができます。
慣れてしまえば生活に欠かせない過炭酸ナトリウム。
洗濯だけではなく食洗器にも使えますので、洗剤が体に合わないと悩んでいる方、健康的な生活を送りたい方はぜひ試してみてください。
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