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「洗濯洗剤が肌に合わない気がする」
「赤ちゃんや子どもの服は、なるべく添加物の少ないもので洗いたい」
そんな方に、我が家がずっと使っているのが過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)です。
ただ、市販の洗剤のように「入れて回すだけ」ではなく、分量・温度・つけおき時間にちょっとしたコツがあります。
ここを外すと「思ったより落ちない」と感じてしまうことも。
この記事では、過炭酸ナトリウム洗濯の基本の使い方を、分量の目安・お湯の温度・つけおきのやり方・デメリット・洗剤との併用まで、5年以上使ってきた実体験でまとめます。
Q:洗濯1回に、どれくらいの量を入れればいいの?
Q:お湯じゃないとダメ?水でも洗えるの?
Q:普通の洗剤みたいに、すぐ落ちるの?
A:
目安はお湯に大さじ3〜4杯。40〜50℃のお湯だと一番しっかり働きます。水でも洗えますが、仕上がりは”70点くらい”の感覚なので、忙しい日は割り切って水、という使い分けがおすすめ。市販洗剤のような即効性はなく、20分〜1時間ほど時間をかけて汚れを分解していくタイプです。コツさえつかめば、汚れもにおいもしっかり落ちますよ。
過炭酸ナトリウムとは?酸素の力で汚れを落とす
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと過酸化水素が結びついたもので、一般には「酸素系漂白剤」という名前で売られています。
pHはおよそ10.5の、弱アルカリ性です。

水に溶けると酸素の泡(活性酸素)を出し、その力で汚れを分解・除菌すると言われています。
使ったあとは水・酸素・炭酸ナトリウムに分かれていくため、環境や体への負担が少ないのも、選ばれている理由です。
得意な汚れは、皮脂・食べこぼし・血液・タンパク質汚れ、そして生乾きのにおい。
洗濯以外にも、こんな場面で活躍します。
- 洗濯槽の掃除
- 排水溝・風呂釜の洗浄
- 茶渋落とし
- ふきん・食器の漂白、除菌
- 食洗機用の洗剤代わり
私は洗濯はもちろん、食洗器の洗剤としても使用しています。
洗濯での使い方|分量と温度の目安

まず、基本の分量と条件をまとめておきます。
- 分量の目安:洗濯1回につき、お湯に過炭酸ナトリウム 大さじ3〜4(汚れに応じて調整)
- 水温:40〜50℃のお湯
- 時間:最低20分、理想は1時間の洗い・つけおき
ポイント①:必ず40〜50℃のお湯を使う
過炭酸ナトリウムは、水温が低いと酸素を十分に出せず、洗浄力がガクッと落ちます。
かといって50℃を超えるような熱いお湯だと酸素が一気に出尽くして、かえって効果が落ちてしまうと言われています。
そのちょうどいい温度帯が40〜50℃です。
ここが、市販の洗剤と一番ちがうところです。
ポイント②:時間をかけて分解する
強い洗剤のように一瞬で落とすのではなく、ゆっくり時間をかけて汚れを分解していきます。
40℃のお湯でも、最低20分は洗いかつけおきの時間をとってあげてください。
ポイント③:頑固な汚れ・においは「つけおき」
皮脂汚れや生乾きのにおい、襟・袖の黄ばみには、つけおきが一番です。
- お湯 3L に対して、過炭酸ナトリウム 大さじ1〜2(汚れに応じて調整)を入れてかき混ぜる
- お湯が冷めないようフタをして、1時間ほどつけおく
- そのまま洗濯機へ(アルカリで手が荒れるので、素手で触らない)
つけおきしたものは、驚くほどスッキリ仕上がります。
私も初めて使ったときは、汚れもにおいも完璧に落ちて、感動を通り越して笑ってしまいました。
使うときの注意点とデメリット
体にやさしいとはいえ、万能ではありません。
正直に、苦手なところ・気をつけたいところもお伝えします。
- 塩素系漂白剤とは絶対に混ぜない
- ウールや絹などのタンパク質繊維、木製部品には使わない
- ステンレス以外の金属には使わない
- 色落ちしやすい衣類には不向き
- アルカリでタンパク質が溶けるため、つけおきは素手で触らない
- 湿気でガスが出るので、密閉容器で保存しない
- 洗濯機で使う前に、洗濯槽の掃除をしておく
そして最大のデメリットは、市販の洗剤のように「短時間でパッと」は終わらないこと。
お湯を用意して、時間を置いて……という”ひと手間”は、正直かかります。
でも私は、汚れとにおいがきれいに落ちて1日を気持ちよく過ごせるほうが、性に合っていました。
過炭酸ナトリウムと洗濯洗剤は併用できる?
「今の洗剤と一緒に使ってもいいの?」という疑問もよく聞きます。
過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤なので、塩素系漂白剤との併用だけは絶対にNGです。
一方で、普通の洗濯洗剤に”漂白剤としてプラスする”使い方はできます。
ただ我が家は、洗剤の刺激そのものを減らしたくて始めたので、過炭酸ナトリウム単体(+クエン酸)で落ち着いています。
柔軟剤代わりにはクエン酸!

なめらかに仕上げたいときは、クエン酸がおすすめです。
肌にも環境にもやさしく、繊維がゴワつくのを防いでくれます。
手作り柔軟剤の作り方はとても簡単です。
- 水200㎖にクエン酸を大さじ2を入れる
- お好みの精油を数滴入れる
あらかじめ溶かして、柔軟剤投入口に入れるだけ。
好きな香りをほんのり楽しめます。
実は私も以前、ティーツリーの精油を数滴入れて使っていました。
ドラム式だったころに気になっていた”水くささ”を、さわやかな香りでやわらげたかったんです。
殺菌効果があるといわれ、森の中にいるような香りが気に入っていました。
(精油を入れる場合、作り置きの保存容器はビンがおすすめです。プラスチックを傷めてしまうことがあるからです。)
ただ今は、精油も柔軟剤も使っていません。
縦型に変えてから、あの水くささ自体が出なくなり、においでごまかす必要がなくなったからです。
「香りでごまかす」のではなく「においの出ない洗い方にする」――そこへたどり着くまでの話は、こちらに書いています▼
香害と柔軟剤|においでごまかさない洗濯にたどり着くまで
とはいえ、やさしく仕上げたい方や香りを楽しみたい方は、クエン酸や精油を取り入れてもいいと思います。
自分が心地よいと思える形が、いちばんです。
我が家の実際のやり方|縦型+汲み上げポンプ
参考までに、我が家の毎日の洗濯もご紹介します。
今は縦型洗濯機(お湯の汲み上げポンプ付き)を使っています。
【前半】お湯でしっかり洗う(つけおき)
- 洗面台にお湯をため始める
- 洗濯物を洗濯槽に入れる
- 汲み上げポンプを洗面台にセットする
- 洗濯機を【洗い15分】に設定する(すすぎ・脱水はオフ)
- 自動設定された水量より「ひとつ上」に手動で調整する
- 過炭酸ナトリウムを洗濯槽に投入する
- フタを閉めて汲み上げスタート(洗面台のお湯は出しっぱなし)
- タイマーを4〜5分にセット(汲み上げ時間に応じて)
- 時間がきたら、お湯を止める
- 洗いが終わったら、必要に応じてつけおき時間を調整する
【後半】本洗い〜脱水
- 【洗い15分+すすぎ2回(水)+脱水6分】で本洗いする
- 汲み上げポンプは多少動いていてもOK。収納する
- 干して終了!
私の場合は、前半の15分+後半の15分=計30分の洗いでじゅうぶんきれいになります。
忙しい朝に、うっかり長くつけ置いてしまうこともありますが、それはそれできれいに仕上がるので問題なし。
つけおき時間を自由に調整できるのが、縦型ならではの良さです。
ちなみに、洗いを「15分×2回」にしているのは、我が家の洗濯機の洗いの最長設定が15分だったからです(笑)。
もし30分に設定できる洗濯機なら、1回の操作で済みますね。
ここまで読んで、「手順が多くて、めんどくさそう…」と感じた方もいるかもしれません。
でも、やっていることはお湯をためて洗うだけ。
慣れてしまえば、ほとんど流れ作業でこなせます。
最初は「なんとなく」で大丈夫。
難しく考えず、まず一度ためしてみてくださいね。
実際使ってみると、過炭酸ナトリウムは「絶対にお湯じゃないとダメ」というわけでもありませんでした。
もちろん、しっかり落としたいならお湯が断然おすすめ。
水だと”70点くらいの仕上がり”という感覚ですが、忙しい日はそれで十分、と割り切っています。
いつもはお湯、バタバタの日は水――それくらい肩の力を抜いて続けるのが、結局いちばん長続きします。
ちなみに、以前はドラム式を使っていたのですが、過炭酸ナトリウムとは相性が悪く、縦型に戻した経緯があります。
そのあたりの実体験は、こちらに詳しくまとめました▼
ドラム式を手放して縦型洗濯機に。過炭酸ナトリウムのシンプル洗濯が、もっとラクになった話
まとめ|コツをつかめば、体にやさしい洗濯の味方に
過炭酸ナトリウムは、分量(大さじ3〜4)・温度(40〜50℃)・時間(20分〜1時間)の3つを押さえれば、汚れもにおいもしっかり落ちてくれます。
市販の洗剤より少し手間はかかりますが、洗剤が肌に合わない方、赤ちゃんの服を洗う方には、心強い選択肢です。
手作り柔軟剤を合わせれば、香りも自分好みに整えられますよ。
肌のことを考えて洗剤そのものを見直した話は、こちらにまとめています▼
酒さと洗剤|過炭酸ナトリウムと固形石鹸を選んだ理由
専用洗剤じゃなくても十分きれいになる|クエン酸と重曹の掃除習慣





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