酒さを治すためにして良かったこと・良くなかったこと(食事編)

カラフルなフルーツ 食事

酒さと診断されて「本当に治るの?」、「一生このまま?」と不安に感じる方も多いと思います。

酒さの原因はよくわかっておらず、完治は難しいとされています。

私は39歳で酒さと診断され、肌は真っ赤で常にブツブツが出ている状態でしたが、腸内環境を整えること、免疫が正常に働くことにフォーカスした食生活に変えることでノーメイクで外出できるまでに改善することができました。

改善にかかった期間、実践して良かったこと、良くなかったことを紹介します。

改善にかかった期間:発症からノーメイクで外出できるようになるまで

症状が改善するまでにかかった期間は約4年です。

ただ、私にとってベストな食生活を見つけてからは1年ほどでかなり良くなりました。

少々の赤みは出ることがありますが、ブツブツはなくなり、つるんと艶のある肌になりました。

皮膚科に通い続けた最初の1年間、改善のために試行錯誤した2年間、私にとってベストな道を見つけて継続した1年間といった感じです。

私が実践して良かったこと

  • 5日間ファスティング
  • 小麦・乳製品の“ゆる除去”
  • サプリメント

酒さの原因の一つとして『免疫の過剰反応』が挙げられています。

免疫は腸内環境と密接な関係があることがわかっており、また、『肌は腸を映す鏡』と言われていることから、腸内環境を整えることは酒さ改善に必須なのではないかと考えました。

腸内環境を整えること、免疫が正常に働くことを目的に実践した内容を紹介します。

時間はかかりますが、肌の改善はもちろん、疲れやすい、日中に眠くなる等の不調もなくなりました。

5日間ファスティング:食生活改善の大きな一歩

いわゆる断食です。

固形物は一切とらず、酵素ドリンクを数時間おきに飲みます。

消化器官を休め、オートファジーで細胞を生まれ変わらせる働きがあります。

オートファジーは3日目以降に起こることが多いため、5日間ファスティングがオススメです。

私は1年に1回のペースで実践中。

ファスティング後は胃が小さくなり味覚も鋭くなるので、食べる量が減り薄味で十分美味しいと感じるように。

きれいにした腸内を汚したくないので、添加物が入っていない調味料や食材を選ぶようになりました。

小麦・乳製品の“ゆる除去”:体と心が軽やかに

小麦や乳製品の是非については議論がありますが、私の体には合っていませんでした。

自分に合うか調べる方法はこちらにまとめてありますので、ご覧ください。

サプリメント:良い食事にプラスして追い風に

体質改善の基本は食事!

ただし、栄養(ビタミン・ミネラル)が欠乏している場合はサプリメントの力を借りて充足させると近道に。

マグネシウム

タンパク質合成、血糖コントロール、炎症の軽減等に役立つありとあらゆる生化学反応に必要不可欠

これなくして体質改善はありえないと思うくらい大事なもの。

私は“にがり”を利用して塩化マグネシウム補給をしています。

下剤で使われている酸化マグネシウムではありませんのでご注意を。

ビタミンD

どのビタミンも大事ですが、あえて一つ挙げるとしたらビタミンDです。

カルシウム、骨、筋肉、神経、免疫等に必要不可欠

25-ヒドロキシビタミンDの血中濃度を測ることで欠乏しているか判断できます。

私はサプリメントでビタミンD3を摂取しています。

亜鉛

免疫の正常化に役立ち、炎症の抑制、抗酸化作用があります。

通っていた皮膚科で行った血液検査で亜鉛不足が判明したため補給することに。

タンパク質

細胞、酵素、ホルモン、筋肉、免疫に関係し、体内に栄養を運ぶヘモグロビン等にも使われる大事な栄養素。

私は消化能力が低く、動物性タンパク質が大量にとれないため、プロテインで補給しています。

市販の甘くて美味しいプロテインには添加物が多いため、ヘンププロテインを愛用しています。

私が実践して良くなかったこと

今まで実践してきた中には失敗もありました。

単純に皮膚の状態が悪くなりやめたものもありますし、調子は良くなったものの精神的につらいため継続が難しかったものもあります。

人によって受け止め方が違うと思いますが、私の失敗談として参考になれば嬉しいです。

  • 16時間断食
  • 小麦・乳製品の“完全除去”

16時間断食

空腹時間を設けて消化器官を休め、オートファジー(古くなった細胞を生まれ変わらせる)が働くというもの。

夜の8時から翌日12時まで断食タイムとしていました。

朝食を抜くスタイルです。この頃はサプリメントはとっていませんでした。

半年ほど続けて体重は落ちましたが、酒さ症状はよりひどくなり、生気のない表情に。

消化能力が低い上に、1日2食になったため、必要な栄養が十分に取れていないのかもしれないと思いやめることにしました。

小麦・乳製品の“完全除去”

小麦と乳製品が体に合わないため、3カ月ほど完全に除去していました。

体は軽くなり、日中の眠気もなく体は元気そのもの!

しかし、皮膚の状態はなかなか良くなりませんでした。

一番つらかったのは、家族と食事を楽しめないことでした。

パスタやピザ、麺類、市販のカレーなど、子どもが好きな食べ物を一緒に「美味しいね」と言いながら食べることができず、家族と同じものを共有できないことが大きなストレスとなっていました。

小麦等と同様に、ストレスは腸内環境を悪化させる原因の一つとなっており、腸内環境を良くするための完全除去がストレスになっているとしたら本末転倒ですよね。

そこで“完全除去”から“ゆる除去”へ変えることでストレスフリーに。 

まとめ:今はつらくても良い肌は作れる!一緒に頑張ろう!

酒さを発症して間もない方は、「本当に治るの?」、「一生このままなの?」と不安だらけだと思います。

しかも、改善方法はファスティングに食生活の改善…。

ハードルが高いと諦めてしまう方もいるかもしれません。でもちょっと待ってください!

私も最初はすごく不安でした。

食べることが大好きな私が食事制限なんて絶対無理だと思っていました。

でも、何もしなければお肌は変わりません

今でこそ、やって良かったこと、良くなかったことが整理できていますが、当時は『新しい情報を探しては試す』の繰り返しでした。

すぐに結果が出ず、もどかしい気持ちを抱えつつ、迷ったり、落ち込んだり、また前向きになったり…。

いろんな気持ちを乗り越えながらここまで来ました。

“今日の一歩が将来の肌を作る”

小さな変化の積み重ねが大きな改善につながります!

少しずつでも良いのです

できることからやってみましょう!

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