酒さで皮膚科をやめた理由|治らない赤ら顔に効いた“しないスキンケア”とは?

肌断食を実践する女性のイメージイラスト。スキンケアをしない自然な暮らしを象徴 心と体の回復記録
肌を“育てる”選択、はじめました

  酒さと診断されてから、私は1年8カ月病院に通っていました。
症状がつらくなるたびに、皮膚科の薬を服用して、一時的には落ち着く。でもまた繰り返す──。そんな日々に、どこか不安とモヤモヤを感じていました。

ある時ふと、「根本的に治す方法はないのだろうか?」と考え始めたんです。
そして私は、病院をやめて“自分の体と向き合う”道を選ぶことにしました。

この記事では、私がその決断をした理由と、そこから始めた習慣、そして起こった変化についてお話しします。
同じように悩んでいる方の、何かヒントになればうれしいです。

病院に通っていた頃のこと

酒さと診断された日、私は
・漢方薬(ツムラ桂枝茯苓丸加よく苡仁エキス顆粒・医療用)
・症状悪化時に7日間飲む抗生物質(ビブラマイシン錠)
を処方されました。

ビブラマイシン服用後は、数日間は赤みがやや引くこともあり、「効いてるのかも」と思った瞬間もありましたが、それは一時的なものでしかありませんでした。

薬の服用が終わると、症状はすぐにぶり返しました。
通院を始めた当初は左頬だけだった赤みが、1年後には右頬にも広がり、肌はこれまでにないほどがさつき、無数のブツブツ(丘疹)が現れるようになってしまったのです。

「この薬をずっと飲み続けるの?」「治っている実感がないのに、悪化している気がする…」
そんな虚しさと不安を抱えながら、通院生活は続いていました。

さらに辛かったのは、通院しているのに症状が悪化していくという事実です。
医師からは「体質だから」「ストレスも関係していますね」というような説明だけで、根本改善への道筋はまったく見えませんでした。

「本当にこのままでいいの?」と自問するようになったのは、この頃からです。

病院をやめようと思ったきっかけ

薬を使って一時的に赤みを抑える生活を続けていた頃、私はふと、「このまま薬を一生使い続けるのだろうか?」と立ち止まりました。
根本的に治っているわけではない感覚や、肌そのものが弱っていくような不安がずっとありました。

そんなとき、「肌断食」というワードが目に留まりました。
それは、スキンケアを一切やめることで、肌の本来の力を取り戻そうという考え方。
最初は「え? 何もしないの?」と戸惑いましたが、アトピーや皮膚炎など様々な皮膚トラブルで悩んでいる人たちの情報を見ていく中で、少しずつその理論が腑に落ちるようになっていきました。

「肌を甘やかす」のではなく、「肌を信じる」という発想
この考え方が、私にとって心から納得できる答えだったのです。

私が始めた「しないスキンケア」の暮らし

肌断食を始めるにあたり、私が実践したのはとてもシンプルなことでした。

  • 毎日のお湯洗い(石けんもクレンジングも使わない)
  • ノーメイク(クレンジング負担を避ける)
  • ノー日焼け止め(物理的な紫外線対策で対応)

最初は勇気が必要でしたし、赤みや乾燥が気になる日もありましたが、“自分の肌が頑張っている”という感覚が少しずつ芽生えていきました。

また、同時に見直したのが食生活と暮らし方です。

  • 発酵食品や野菜中心の食事に
  • 白砂糖や小麦製品を控え、腸を整える食生活
  • 睡眠とストレスケア

この頃から、「肌は内臓の鏡」という言葉の意味が、実感としてわかるようになっていきました。

しないスキンケアが教えてくれた変化と気づき

「肌に何もしないなんて、本当に大丈夫だろうか」
最初は不安でしたが、毎日肌と丁寧に向き合う暮らしを続けるうちに、少しずつ変化が訪れました。

まず気づいたのは、ブツブツ(丘疹)が減ってきたことです。
赤みが引くには時間がかかりましたが、肌表面がなめらかになっていく感覚があり、それだけでも私にとっては大きな希望でした。

そして何より驚いたのは、何もつけていないのに肌がしっとりしていたことです。
保湿クリームや乳液で「守る」のではなく、肌が自ら潤おうとしているような感覚。
あの頃、薬やスキンケアでコントロールしようとしていた私には想像できなかった変化でした。

マスクを外して外出できる日も増え、鏡を見るたびに感じる小さな変化に、
「この選択は間違っていなかったんだ」と思える安心感と誇らしさがありました。

肌は、自分の体そのもの。
時間をかけてでも、丁寧に向き合えば、ちゃんと応えてくれる力があると私は知りました。

今、悩んでいるあなたへ

今、酒さや皮膚トラブルで悩んでいる方にとっては、
「毎日がつらい」「鏡を見るのが嫌」「何をしても治らない」
そんな思いでいっぱいかもしれません。
私もそうでした。
症状がひどい時は、気分が沈み、どんよりとした空気の中で、
「このままずっと治らなかったらどうしよう」と、
毎日が真っ暗なトンネルのように感じられていました。

でも、今の自分が伝えたいのは
そのトンネルにもちゃんと出口があるということ。
すぐに劇的な変化があるわけではないかもしれません。
でも、少しずつでも肌が変わっていくこと、
心がラクになっていくことは、本当に起こります

私が選んだ「しないスキンケア」は、万人に合うわけではないかもしれません。
でも、薬やスキンケアに頼りきるのではなく、
「自分の肌を信じてみる」「自分の体に目を向けてみる」
そういう視点を持つことで、少しでも希望が生まれたら嬉しいです。

あなたの肌には、あなた自身が思っている以上に力があります
その力を取り戻す方法は、きっと見つかります。
焦らず、あきらめず、あなたに合ったやり方を探しながら、
少しずつ前に進んでいってくださいね。

おわりに 〜肌はきっと応えてくれる〜

肌荒れに悩んでいた頃の私は、毎日が苦しく、何を信じてよいのかもわからなくなっていました。
でも、「しないスキンケア」に出会い、自分の肌の力を信じてみようと思えたことで、少しずつ景色が変わっていきました。

肌は、手をかけすぎず、でも無視もせず、やさしく見守ることが大切なんだと今では思っています。
この体験が、今つらい思いをしているあなたの心に、ほんの少しでも灯りをともせたならうれしいです。

もっと詳しく「しないスキンケア」について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください👇

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