数ヶ月前、我が家の洗濯機をドラム式から縦型に買い替えました。
一見、「今どき縦型?」と思われるかもしれませんが……実はこれが、大正解だったんです。
私は、肌にやさしい暮らしを心がける中で、過炭酸ナトリウムを使ったシンプルな洗濯を続けてきました。
でも正直、ドラム式ではうまくいかない場面も多くて。洗浄力やお手入れのしにくさに、ちょっとモヤモヤしていたんです。
そんな中、思い切って縦型に変えたところ、
洗濯がぐんとラクに、そして気持ちよくなりました。
「もっと早く変えればよかった」と思うくらい、洗濯のストレスがぐっと減ったんです。
今回は、そんな私の洗濯機を変えて感じたリアルな変化についてお話しします。
肌にやさしい暮らしを大切にしている方や、洗濯のしづらさに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
過炭酸ナトリウムとは?基本の洗い方(くわしくは前の記事へ)
過炭酸ナトリウムは、「酸素系漂白剤」としてよく知られていて、水に溶かすと酸素を発生しながら汚れを分解してくれる、頼もしいお掃除&洗濯アイテムです。分解後は水と酸素、炭酸ナトリウムになるので、環境にもやさしく、赤ちゃんの衣類にも安心して使えるのが魅力です。
衣類についた皮脂汚れ、食べこぼし、血液汚れなどのタンパク質汚れに効果的で、洗濯だけでなく、掃除や漂白にも幅広く使えます。
基本的な使い方は以下の3つがポイント:
- 40〜60℃のお湯を使う
- 最低20分以上(できれば1時間)浸ける
- ひどい汚れはつけ置きが効果的
ただし、ウールやシルクなどの繊維、ステンレス以外の金属、色落ちしやすい衣類には注意が必要です。塩素系の漂白剤と混ぜるのはNG、保存にも湿気を避けるなど、取り扱いには少しコツが要ります。
くわしい使い方や注意点は、こちらの記事にまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
👉 過炭酸ナトリウムでナチュラルクリーニング!洗剤が体に合わないと思う方にもおすすめの洗濯方法
なぜ縦型洗濯機に買い替えたのか?
ドラム式洗濯機は、水の使用量が少なくて済むという点でエコ。ただその反面、「過炭酸ナトリウムを使った洗濯」にはあまり向いていないという悩みがありました。
特に困っていたのは、つけ置きができないこと。
本来、過炭酸ナトリウムは時間をかけてじっくり汚れを分解するものですが、ドラム式ではその工程がむずかしく、
- 汚れをしっかり落とすには、別容器でのつけ置きが必要
- でも、それを洗濯機に移すのがけっこう大変
という手間がネックでした。
さらに、「過炭酸ナトリウムを使って洗っている意味、あるのかな?」と感じることも。
手作りのクエン酸柔軟剤を使い、洗い上がりの香りややわらかさには満足していたものの、夏のある時期から“衣類のニオイ”が気になるようになったんです。
特に汗をかいたとき。
乾いた服では何も感じないのに、汗で少し湿ると、モワッと嫌なニオイが……。
クエン酸柔軟剤に精油(ティーツリーなど)を加えても、乾く頃には香りはほぼ無臭。再び湿ったときにアロマがよみがえるわけではないんですね。
「これ、もしかして…汚れが落ちきっていない?」
そう感じ始めたのが、ドラム式を3年使った頃でした。
この夏のニオイ問題がきっかけとなり、ついに縦型洗濯機への買い替えを本気で検討し始めました。
縦型洗濯機に求めた機能
ただ「縦型に戻す」だけでなく、ドラム式で感じていたデメリットを解消できるかどうか、これは選ぶうえで大きなポイントでした。
今回わたしが重視したのは、この4つの機能です:
- 汲み上げポンプがついていること
- 洗濯機の容量
- 自分好みの設定ができること
- 作りがシンプルで掃除しやすいこと
汲み上げポンプがついている
わが家の洗濯機用の水栓は水のみ。
お湯を使いたい場合は、どこかから引っ張ってくるしかありません。
だからこそ、お風呂の残り湯などを汲み上げられるポンプ機能は必須でした。
過炭酸ナトリウムは40〜60℃のお湯でこそ力を発揮するので、これがあるかないかで、洗浄力が大きく変わります。
洗濯機の容量
洗濯槽の大きさも重要でした。
冬場のかさばる衣類を家族分まとめて洗うには、ある程度の容量がないとつけ置きも洗浄も効率が落ちます。
せっかくの縦型でも、ぎゅうぎゅう詰めでは意味がないので、少し余裕のあるサイズを選びました。
自分好みの設定ができること
これは地味に大事なポイントでした。
洗い、すすぎ、脱水—各工程の時間や回数を細かく調整できるモデルを選びました。
しかも、それを「おうち流」として記録しておけるのが便利!
この機能は、後で紹介する私の洗濯方法で特に活躍しています。
作りがシンプルで掃除しやすい
洗濯機も毎日使う家電。やっぱりお手入れのしやすさは大切です。
以前使っていたドラム式は、洗剤投入口の上にあるシャワー状の穴が非常に掃除しづらくて……。
凹凸が多く、手を奥に突っ込まないと届かないうえに、触れると痛い形状で、掃除のたびにため息が出ていました。
今の縦型は、その部分が浅くて、滑らか。しかも構造がシンプルなので、奥までスッと拭けて、ストレスが減りました。
縦型に変えてどうだった?

結論、大正解!買い換えて本当によかった
使い始めてすぐに感じたのは、洗浄力の違い。
タオルにたまっていた黒ずみが、洗うたびに少しずつ落ちていくのが目に見えてわかりました。
そして夏場、汗で服が湿ったときのあのイヤなニオイが……まったくしなくなったんです!これは感動ものでした。
さらに、容量も我が家にちょうど良いサイズにしたおかげで、余裕をもってつけ置き洗いができるようになり、ポンプ付きでお湯の準備もラクに。
もう、買い換えてよかった!としか言いようがありません。
「で、どう洗ってるの?」という方へ
わたしの過炭酸ナトリウム洗濯ルーティン
ここまで読んでくださった方は、きっとこう思っているはず。
「で、実際どうやって洗濯してるの?」と。
ということで、私の毎日の洗濯手順をご紹介します。
使うのは「過炭酸ナトリウム+お湯」だけ
今はもう、手作りアロマ柔軟剤も使っていません。
だって、ニオイがまったく気にならないから。もう必要ないんです。

洗濯の手順
- 洗濯物を洗濯槽に入れる
- 汲み上げポンプを洗面台にセット
- 洗面台にお湯をため始める
- 洗濯機の設定を【洗い15分】に(すすぎ・脱水はオフ)
- 自動設定された水量より「ひとつ上」に手動で調整
- 過炭酸ナトリウムを洗濯槽に投入
- フタを閉めて、汲み上げスタート(洗面台のお湯は出しっぱなし)
- タイマーを4〜5分にセット(汲み上げ時間に応じて)
- 時間がきたらお湯を止める
- 洗い終了後、必要ならつけ置き時間を調整
- 【洗い15分+すすぎ2回(水)+脱水6分】で本洗い
- ポンプは多少動いていてもOK、収納する
- 干して終了!
お湯は「洗面台」から
洗濯機の「ふろ水」モードは“ふろ”という表現ですが、どこから引くかは自由です。
私は洗面台からお湯を取ることにしました。
その間は洗面台は使えませんが、家族の生活リズムとはかぶらないので問題なしです。
お湯を使うのは“洗い”だけ
以前はすすぎにもお湯を使っていましたが…
- タイマーを何度もセットする手間
- オール電化のため、エコキュートのお湯がすぐ無くなる
という問題があり、今は洗いだけお湯、すすぎは水に落ち着きました。
これで十分、キレイに仕上がります。
つけ置き時間も自由に調整
私の場合は、
最初の15分+後の15分=計30分の洗いでじゅうぶん。
忙しい朝、うっかり長くつけ置いてしまうこともありますが、それはそれできれいになるので問題ないです。時間がない日は要注意ですね(笑)
手間はかかる。でも、納得の方法。
もちろん、「手間だな」と感じる方もいると思います。
タイマーをかけて夜中に自動で……というのは難しい方法です。
でも私は、酒さという肌の病気をきっかけに、肌に優しい洗濯方法を求めて、今のスタイルにたどり着きました。
もし、肌トラブルに悩んでいる方、肌に負担の少ない洗濯方法を探している方がいたら、この方法が参考になれば嬉しいです。
忙しいときは「水でもOK」です
最後にひとつ。
過炭酸ナトリウムは「絶対にお湯じゃないとダメ!」というわけではありません。
最大限の効果を出すにはお湯が良いですが、忙しいときは水でもOKです。
もしタイマー洗濯するなら、洗剤ポケットに過炭酸ナトリウムを入れて、多めの水で洗う設定にすればよいと思います。
「いつもはお湯。忙しい日は水」——
そんなふうに、無理のないやり方で続けていけるのが一番大事だと思っています。
「手間より、気持ちがラク」―― それが、私の選択基準
今どきの洗濯機といえば、乾燥まで全自動のドラム式。
時間がない中で家事をこなすには、本当にありがたい存在ですよね。
洗剤も柔軟剤も、洗浄力・殺菌力が強く、香りも長続きするように進化しています。
もし私が酒さという皮膚疾患になっていなかったら、きっと私も迷わず「便利で効率の良い」やり方を選んでいたと思います。
肌トラブルが、きっかけだった
けれど、酒さを発症し、さまざまな情報に触れるうちに知ったんです。
「洗濯方法」が、肌に影響することもあると。
それまで何気なく使っていた洗剤や柔軟剤、洗い方さえも、
「ほんとうに自分の肌に合っていたのかな?」
――そんな疑問がわいてきました。
「やらずにモヤモヤするくらいなら、やってみよう」
そう思って始めたのが、洗濯の見直しでした。
過炭酸ナトリウムやお湯を使う方法は、たしかに手間はかかります。
今までよりずっと時間もエネルギーも使います。
でも、肌や環境への優しさを感じながら洗濯できると、
そのぶん心はとてもラクなんです。
手間が増えても、ストレスは減った
洗濯だけでなく、食事やスキンケアも見直してきました。
何がいちばん効果があったのかは正直わかりません。
でも、肌の調子も、体調もいい感じなんです。
「これが正解」とは言いません。
でも、少なくとも私にとっては、
「気持ちがラクでいられる洗濯方法」が、いまの暮らしにぴったり合っているように感じています。
まとめ:自分の「心地よさ」を軸に選んでいこう
今回は、ドラム式から縦型洗濯機へ買い替えた理由や、私が実際に行っている洗濯の工夫についてお話しました。
縦型洗濯機に変えたことで、過炭酸ナトリウムやお湯を使った洗濯がぐっとやりやすくなり、気になっていたニオイや汚れ残りも解消。
「肌に優しい洗濯をしたい」という想いに、ようやくしっくりくる方法にたどり着くことができました。
もちろん、手間はかかります。
でも、そのぶん「これで大丈夫」という安心感があります。
肌へのストレスが減り、気持ちも軽くなる――
これは、今の私にとってとても大事なことです。
便利さ、効率の良さ、時短も大切。
けれど同じくらい、自分の「気持ちがラクでいられること」も大切にしていいと思うのです。
あなたにとって心地よい方法が、きっとあるはず。
もし、肌や洗濯方法に悩んでいる方がいたら、この記事が少しでも参考になればうれしいです。
酒さ改善について、より深く綴ったnoteもあります。
👉 note 酒さから学んだ私の暮らし|ひとみんの記録
日々の気づきはXでも気ままに発信中です。よろしければ、のぞいてみてくださいね。
👉 X ゆる肌メモ|暮らしと気づき
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