風呂の温度や入浴剤まで気にしなくちゃいけないのかな、と思う方もいるかもしれません。
私が実際にやっているのは、湯船はとことん好きな温度で楽しんで、気をつける場所だけしっかり気をつける、というシンプルな考え方です。
Q:酒さがあると、熱いお風呂や長湯は避けた方がいいの?
Q:入浴剤は使わない方がいいの?
Q:お湯洗い・お湯シャンと湯船の温度は同じように考えていいの?
A:
湯船の温度や入浴時間は、季節に合わせて自分が気持ちいいと感じるものでまったく問題ありません。むしろ酒さで本当に温度を気をつけたいのは、お湯洗い・お湯シャンの方です。この記事では、私が湯船と洗顔・洗髪の温度を分けて考えるようになった理由と、市販の入浴剤をやめて自然な素材に切り替えた体験をお伝えします。
酒さでも熱いお風呂・長湯は気にしなくていい理由
酒さになると、熱いお風呂や長湯は赤みの原因になるから避けた方がいい、という情報を目にすることがあります。
たしかに、湯船に浸かって体が温まれば、頬は赤くなります。
でも、これは酒さの人だけに起きることではなく、誰にでも起こる自然な反応です。
私自身、熱めのお風呂が好きで、じんわり汗をかくまで長く浸かるタイプですが、湯船の温度や時間を変えたことで肌の調子が変わったことは、特にありません。
汗をかき始める頃には頬も真っ赤になり、自分でも「ゆでだこみたいだな」と笑ってしまうほどですが、それでまずいことが起きたことは一度もありません。
体が温まると血管が広がって血流が増えるので、頬が赤くなるのは「血管拡張(けっかんかくちょう)」という、誰にでも起こる自然な体の反応です。
酒さだから赤くなる、というよりも、お風呂に入れば誰でも赤くなる、という前提でとらえると、必要以上に気にしなくて済むようになります。
むしろ、湯船に浸かる時間は私にとって一番好きな時間で、わざわざその時間を確保するくらい大切にしています。
体調的にも、湯船にしっかり浸かった日の方が整う感覚があります。
冬は湯船100%、夏はシャワーだけで済ませることもありますが、それも季節に応じた心地よさを優先しているだけです。
本当に温度を気にしたいのは「お湯洗い」と「お湯シャン」
湯船の温度は気にしなくていい一方で、しっかり温度を意識しているのが、洗顔料を使わない「お湯洗い」と、シャンプーを使わない「お湯シャン」です。
この2つの目的は、肌や頭皮が自分の力で潤いを保てるように育てていくことにあります。
▼ お湯洗いについてはこちら
お湯洗いの基本
▼ お湯シャンについてはこちら
失敗しないお湯シャンの始め方
ここで40度以上のお湯を使うと、必要な油分まで余計に落とされてしまいます。
顔は乾燥がつらくなり、頭は逆に皮脂を補おうとしてベタつきやすくなります。
顔と頭でまったく逆の反応が出るのは、これまでのケアの習慣が関係しています。
顔は保湿の習慣によって自力で潤う力が育っていない状態、頭はシャンプーで皮脂を取り続けてきたことで皮脂が出やすくなっている状態、というそれぞれの背景があるからです。
私のように、お湯洗いを数年続けて肌が自分の力で潤えるようになっていれば、そこまで温度を気にしなくても大丈夫になってきます。
ただ、肌を改善している途中であれば、顔も頭も38度程度のお湯で洗うのがおすすめです。
冬は寒さがつらいので、先に湯船でしっかり温まってから、ぬるめのお湯洗い・お湯シャンに移るようにしています。
温度計で毎回測る必要はなく、慣れてくると手で触れた感覚で「これくらいかな」とわかるようになります。
お湯シャンの温度は38度くらいなので、実は「お湯」というより、ほぼ水に近い感覚です。
最初のうちは、この温度差に戸惑うかもしれません。
湯船で十分に温まったあとなら、ぬるめのお湯でも寒さを感じにくく、無理なく続けやすくなります。
湯船は好きな温度でしっかり楽しんで、洗うときだけ少し意識を切り替える、というイメージを持ってもらえたらと思います。
市販の入浴剤をやめて、自然な素材に変えた理由
以前は、温泉の素やワイン風呂の素のような市販の入浴剤を使っていました。
ただ、こうした入浴剤には合成の香料・着色料・界面活性剤が使われていることが多いと知り、酒さで肌が敏感になっていた私には刺激になりやすいと感じて、使わなくなりました。
正直なところ、入浴剤の成分がどこまで肌に影響するかは、はっきりと証明されているわけではありません。
それでも、自分の肌で「これは合わない」と感じたものを手放す、というシンプルな判断をしています。
合うか合わないかは人によって違うので、誰かに勧められたものでも、自分の肌の反応を一番の基準にするようにしています。
入浴剤をやめてから、季節に合わせて自然な素材で湯船を楽しむようになりました。
今、私が湯船に取り入れているのは、主に次の3つです。
- 重曹:夏場、さっぱりした使用感を楽しみたい日に。掃除用にも使える食用グレードのものを選んでいます。
- エプソムソルト(硫酸マグネシウムを主成分とする入浴用ソルト):冬場、体をしっかり温めたい日に。
- 庭のローズマリー:目の細かい洗濯ネットに入れて湯船に浮かせ、香りを楽しむために使っています。
入浴剤をやめたことで寂しさを感じることはなく、むしろ季節ごとに違う楽しみ方ができるようになりました。
特別な道具を揃える必要もなく、自宅にあるもので気軽に始められるのも気に入っているポイントです。
塩素対策は、湯船とシャワーヘッドの両方で
もう一つ気をつけているのが、水道水に含まれる塩素対策です。
肌への刺激になりやすいと感じているため、湯船にはマグネシウムペレットを洗濯ネットに入れてお湯を張り、シャワーヘッドには塩素除去用のカートリッジを取り付けています。
お湯洗い・お湯シャンは肌や頭皮に直接触れる時間が長いので、こうした対策と合わせて、温度にも気をつけるようにしています。
マグネシウムペレットは洗濯ネットに入れて湯船に沈めておくだけなので、特別な手間はかかりません。
シャワーヘッドのカートリッジも、数か月に一度交換するだけで続けられるので、思い立ったその日から無理なく取り入れられます。
どちらも一気にすべて揃える必要はなく、まずは気になる方から一つ試してみる、くらいの気持ちで十分だと思います。
▼ 塩素対策についてはこちら
塩素を除去してお風呂を本当のリラックスタイムに
まとめ:湯船は好きなように、洗う温度だけ意識してみてほしい
酒さがあっても、湯船の温度や入浴時間まで細かく制限する必要はありません。
熱いお風呂が好きなら熱いお風呂を、長湯が好きなら長湯を、季節に合わせて楽しんでもらえたらと思います。
その代わり、お湯洗い・お湯シャンの温度(目安は38度程度)と、入浴剤や塩素といった肌に触れるものだけ、少し意識を向けてみてください。
あなたも、まずは湯船の時間をもっと好きに楽しむところから始めてみませんか。
肌の調子をすぐに変えるものではなくても、心と体をゆるめる時間として、お風呂をもっと味方につけてもらえたら嬉しいです。
次回は、お風呂上がりのルーティンについてお話しする予定です。
湯船から上がったあと、私が何をして、何をしていないのか。
一緒に少しずつ、自分に合うやり方を見つけていきましょう。
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