酒さで一番つらかった時期|「一生治らないかも」と思っていた私へ

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あの頃の自分へ

酒さの症状が出て皮膚科に行ったとき、先生に言われたのは「完治は難しい」という言葉でした。
ネットで調べても、原因不明、治らない、そんな言葉ばかりが並んでいて、信じられない気持ちと、若干の絶望感を抱えていました。
「一生この顔なの?」――当時の私は、本気でそう思っていました。

こんな疑問ありませんか?

Q:酒さと診断されて、一番つらかったことは何?
Q:そこから、どうやって前を向けるようになったの?
Q:あの頃の自分に、今何を伝えたい?

A:
一番つらかったのは、薬を飲んでも良くならないどころか、どんどん悪化していったことです。家族への申し訳なさや、人への説明のつらさもありました。前を向けたきっかけは、症状が良くなったことではなく、悩み続けることに疲れて吹っ切れたという気持ちの変化でした。あの頃の自分には「一生治らないというのは、今の生活を続けたらの話だよ」と伝えたいです

皮膚科で「完治は難しい」と言われた日

酒さの症状が出て、皮膚科を受診しました。
そこで言われたのが「完治は難しい」という言葉です。

ネットで調べれば調べるほど、原因が分からない、治らない、そんな言葉ばかりが目に入ってきました。
信じられない気持ちと同時に、「一生この顔なの?」という絶望感がありました。

薬を飲むほど悪化していく、悪循環

そこから、皮膚科での治療が始まりました。
といっても、抗生物質と漢方の飲み薬を処方されただけでした。

薬を飲んですぐは赤みが引いて、治ったかのように見えました。
ところが数日経つと、ぶり返す。
しかも、前よりもっとひどい状態になって戻ってくるのです。

その繰り返しで、片側だけだった赤みが両頬に広がり、肌はガサガサになり、ブツブツもできるようになりました。
病院に行っているのに、ちゃんと薬を飲んでいるのに、どんどん悪くなっていく。
その状況を見て、私は「一生治らないかもしれない」と思い始めていました。

家族への申し訳なさと、マスクだけが救いだった時期

自分でも見たくないほど、痛々しく荒れた肌。
「荒れている」という言葉では足りないくらいの状況でした。
自分は鏡を見なければ見えませんが、家族の目には毎日とまってしまいます。
息子の戸惑った表情を見るたびに、悲しく、申し訳ない気持ちになりました。

コロナ禍だったので、マスクで顔を隠せたことだけが唯一の救いでした。
マスクをしているときだけは、他のみんなと同じ。
妙にホッとしたのを覚えています。
今思えば、あの頃はマスクという「隠れられる場所」に、精神的にかなり助けられていたんだと思います。

励ましの言葉を、素直に受け取れなかった

周りの人は心配して、「大丈夫?」「痛そうだね」と声をかけてくれていました。
決して心ない言葉ではなく、みんな心配して言ってくれていたのだと思います。
それでも当時の私は、それを素直に受け取れませんでした。
すでに試してダメだったアドバイスをもらったときも、どう受け流していいか分からず、つらかったです。

この皮膚疾患は「酒さ(しゅさ)」といって、名前からして知名度が低く、聞いてもピンとこない人がほとんどです。
その説明をするたびに、心がえぐられるような気持ちになりました。

「もう面倒くさい」――2年目に訪れた転機

そんな状態が続いて、いい加減嫌になりました。
一般的に良いと言われていることは、ひと通り試しました。
化粧水も、16時間断食も、薬も真面目に続けました。
それでも全く良くならず、むしろ悪くなる一方でした。

万策尽きたと感じていたとき、肌断食に出会いました。
最初は「本当に良くなるの?」と驚き、疑いました。
でも、肌断食の理論は、私がずっと疑問に思っていたことをうまく説明してくれるもので、腑に落ちる部分が多かったんです。
今まで調べてきた肌断食や栄養、生活習慣の知識が、そこで一気につながって見えてきました。

もうこれしか試すものが残っていない。
そう思って、病院をやめ、薬に頼らない方法で改善に取り組み始めました。

振り返ってみると、症状がひどくなっていく間は、自己肯定感もどんどん下がっていました
人前に出るのが恥ずかしくて、内向的になっていたと思います。
それが変わったのは、発症から2年ほど経った頃でした。
人への説明も、家族への申し訳なさも、人前に出たくないとウジウジしている自分も、すべてが面倒になってきたんです。

私はもともと、悩み続けることが苦手な性格です。
それでも酒さに関しては、私史上いちばん長く悩んだ期間でした。
その「面倒くさい」がやってきたところから、低迷していた自己肯定感は少しずつ上向いていきました。
同じ頃、肌断食をはじめとした「しないスキンケア」で肌に変化が現れ始め、自分の進む方向が定まっていきました。
そこからは、悩んでいる暇なんてありませんでした。
必死で食事を整え、生活習慣を変え、肌を鍛える修行のような日々に入っていったんです。

あの頃の私に、伝えたいこと

あの頃の私に伝えたいのは、「一生治らないというのは、今の生活を続けたらの話だよ」ということです。

症状が出たのは、今までの生活習慣の積み重ねが原因だったと、今の私は思っています。
思い当たる節が、私にはたくさんありました。
それこそが、治すヒントになるんです。

私は酒さという形で症状が出ましたが、人によってはうつだったり、糖尿病だったり、別のかたちで体に現れるのかもしれない――これはあくまで私自身の感覚で、医学的に立証された話ではありません。
生活習慣の見直しが病気を引き起こす、と言い切れるものでもないと思っています。
それでも、自分の生活習慣を見直すことはとても大事だと感じています。
そこに向き合わない限り、私がやってきた「しないスキンケア」や食事の改善には、たどり着けなかったと思うからです。

周りを見ていても、「でも」「だって」と、自分のやり方を信じて疑わない人は多いです。
それは、自分を変えるチャンスを自ら手放しているようにも見えて、もったいないと感じてしまいます。
今までの常識を一度置いて、疑ってみてほしい。
これは、今までの生活習慣を責めているわけではありません。
ただ、可能性のひとつとして知ってほしいんです。

改善するのには時間がかかります。
でも、確実に前に進みます。
症状が出る前よりも、元気に、肌もきれいになれます。
だから、楽しみながら生活してね
――あの頃の私に、そう伝えたいです。

今、酒さの症状に悩んでいる方の中にも、当時の私と同じように「一生このままなのかな」と感じている方がいるかもしれません。
すぐには信じられなくても大丈夫です。
まずは、自分の生活習慣を少しだけ振り返るところから始めてみてほしいと思っています。

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