酒さの改善に取り組み始めたとき、最初に見直したのが食事でした。
「何を食べないか」と「何を食べるか」——この2軸を意識するようになってから、肌が少しずつ落ち着いてきました。
今日は私が実践している食事の工夫を、できるだけ具体的にお伝えします。
Q:酒さに良い食事、悪い食事って何?
Q:グルテンフリーや乳製品カットは本当に効果がある?
Q:食事を変えたいけど、何から始めればいい?
A:
酒さと食事の関係は、腸内環境を通じてつながっています。私が意識しているのは「避けるもの」と「積極的に食べるもの」の2軸。小麦・乳製品・添加物を習慣的に摂らないようにしながら、発酵食品や「まごわやさしい」の食材を取り入れています。大切なのは頑張りすぎないこと。できることから少しずつ始めるのが、長く続けるコツです。
酒さと食事——腸内環境を通じてつながっている
酒さの改善を目指す上で、食事を変えることはとても重要だと感じています。
腸内環境と肌の状態が密接に関係していることは、近年の研究でも注目されています。
腸内環境が乱れると全身に炎症が広がりやすくなり、それが肌の赤みや炎症として現れることがあると考えられています。
私が食事を見直す上で意識したのは、「腸内環境を乱すものを減らし、整えるものを増やす」という2つの方向です。
まずは「避けるもの」から始め、安定してきたら「積極的に食べるもの」を足していく。
この順番が大切だと、経験から感じています。
私が「避けるようにした」食べもの
小麦(グルテン)
私は小麦が体に合わないようで、食べるとお腹を壊してしまいます。
そのため、毎日パンを食べるといった習慣的な摂り方をやめました。
小麦に含まれるグルテンは、腸の透過性(バリア機能)に影響を与える可能性があることが研究で報告されています。
グルテンが腸壁のタンパク質「ゾヌリン」の分泌を促し、腸に隙間ができやすくなる「リーキーガット(腸漏れ)」の状態を引き起こす可能性があるとされています。
ただし、これはすべての人に当てはまるわけではなく、「体に合わない人がいる」という表現が正確です。
セリアック病でなくても、グルテンに対して敏感に反応する「非セリアック性グルテン感受性(NCGS)」という状態があることも知られています。
自分がグルテンに敏感かどうか確かめたい方は、2週間ほど完全に除去してみることをおすすめします。
体が軽くなったり、お腹の調子が良くなったりする変化が感じられれば、グルテンが体に合っていない可能性があります。
その後は小麦を再導入して症状が戻るかどうかを確認することで、より確かな判断ができます。
ひとつずつ試すことが大切で、複数を同時にやめると何が原因かわからなくなってしまいます。
この「除去→再導入」の方法は、食物過敏症や不耐症の確認に医療分野でも使われる手法です。
テストをして「小麦が自分に合わない」とわかったら、次は日常の食習慣をどう変えるかです。
ここで私が失敗したのが、いきなり完全除去に踏み切ったこと。
私はパン・パスタ・うどん・ラーメン・ピザが大好きなので、完全除去はかなりつらかった(笑)。
今は「毎日は食べない」を基本にして、食べたくなったとき、パーティーのときは気にせず楽しんでいます。
このゆるさが、長続きする秘訣だと思っています。
乳製品
乳製品も控えるようにしています。
毎朝の牛乳をやめたのが最初の一歩でした。
日本人は乳糖(乳製品に含まれる糖)を分解する酵素の活性が低い方が多く、消化しきれなかった乳糖が腸内で発酵し、腸内環境を乱す原因になることがあります。
小麦と同様に、乳製品が体に合うかどうかも個人差があります。
料理には豆乳を代わりに使っています。
慣れると特に不便は感じません。
こちらも「毎日は摂らない」スタンスで、完全にやめようとは思っていません。
添加物
添加物も、できる範囲で避けるようにしています。
人工甘味料の一部が腸内細菌のバランスを乱す可能性があることが、複数の研究で報告されています。
見落としがちなのが、毎日使う調味料です。
醤油・みりん・めんつゆ・ドレッシングなど、使い慣れた調味料にも添加物が含まれていることがあります。
パッケージの原材料欄をチェックして、なるべくシンプルな内容のものを選ぶようにしました。
添加物なしの調味料は少し値段が上がりますが、毎日使うものだからこそ、ここから変えることをおすすめします。
▼ 調味料の選び方についてはこちら
体にいい調味料とは?選び方のポイント
私が「積極的に食べるようにした」食べもの
手作り塩こうじ
発酵食品として、手作りの塩こうじを取り入れています。
市販のものには余計な添加物が入っていることがあるため、自分で作るようにしました。
米麹・塩・水だけで作れるシンプルなものです。
塩こうじは料理に使うだけで、うまみが増してお肉も柔らかくなります。
「料理が苦手」という方ほど、ぜひ使ってほしい調味料です。
腸に良い発酵食品でありながら、料理が楽になる一石二鳥のアイテムです。

ぬか漬け
ぬか漬けも同様に取り入れました。
我が家では父が作ってくれたものをいただいています(笑)。
ぬか漬けは乳酸菌が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。
「まごわやさしい」を意識した食材選び
バランスの良い食事が体に良いとわかっていても、「どうバランスを取ればいいかわからない」という方は多いと思います。
そこで取り入れたのが「まごわやさしい」という考え方です。
「まごわやさしい」とは、日本の伝統的な食材の頭文字を取ったものです。
・ま:豆類(大豆・小豆・えんどう豆など)
・ご:ごま(ごま・ナッツ類)
・わ:わかめ(海藻類)
・や:野菜
・さ:魚
・し:しいたけ(きのこ類)
・い:いも類
これらをまんべんなく取ることで、自然と栄養バランスが整います。
「全部を毎日料理するなんて大変」と思うかもしれませんが、困ったらお味噌汁に入れてしまえばいいのです。
私は料理が得意ではないので、野菜・海藻・きのこ・いもを一気に入れた「必殺お味噌汁」をよく作ります(笑)。
これを意識し始めてから、今まで食べていなかった食材も自然と食べるようになり、食の幅が広がりました。
▼ まごわやさしいについて詳しくはこちら
まごわやさしいとは?バランスのいい食事を無理なく続けるコツ
よく噛む
食材を変えるだけでなく、食べ方も意識しています。
腸が栄養をしっかり吸収するためには、よく噛んで消化を助けることが大切です。
噛む回数を増やすだけで、同じ食事でも腸への負担が変わります。
食事を変えるときのコツ——頑張りすぎないこと
食事を変えることへのハードルを感じている方に、一番伝えたいのは「頑張りすぎないこと」です。
私は今までの食生活が積み重なって酒さを発症したと思っているので、食生活をガラリと変える必要がありました。
でも一気に頑張ると必ず疲れてしまいます。
食事は毎日3食、これからもずっと続くもの。
ストイックになりすぎず、できることをやるというスタンスで続けることが大切です。
とはいえ、自分に甘えて毎日妥協していると効果は出ません。
バランスが難しいところですが、まずは小さなところから始めてみてください。
・毎日使っている調味料の原材料を一度チェックしてみる
・毎朝のパンや牛乳を、週に数回だけ別のものに変えてみる
・お味噌汁に、いつもより一種類多く具材を入れてみる
そのくらいで十分です。
肌は確実に答えてくれます。
私自身も、食事を変えてから肌が落ち着いてきただけでなく、体も疲れにくくなりました。
現在40代ですが、30代のときより元気だと感じています(笑)。
肌のためだけではなく、体全体が整っていく感覚です。
まとめ
今日お伝えした食事の工夫を整理します。
・小麦・乳製品・添加物は「毎日摂らない」を基本にする(完全除去はストレスになるためNG)
・塩こうじ・ぬか漬けなど発酵食品を取り入れる
・「まごわやさしい」を意識して食材の幅を広げる
・よく噛んで腸の吸収を助ける
・頑張りすぎず、小さなところから少しずつ変えていく
グルテンや乳製品が自分に合うかどうか気になる方は、まず2週間の除去テストを試してみてください。
1種類ずつ試すことで、自分の体の反応がわかってきます。
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